ホロスコープの基本構造
ホロスコープとは、個人が生まれた瞬間の太陽、月、惑星などの天体の位置を円形のチャート上に表したもので、占星術において非常に重要な役割を果たします。天体の配置は、それぞれの人の性格や運命、人生の方向性に深い影響を与えるとされており、ホロスコープを読み解くことでその人の人生を洞察することができます。
ホロスコープ第二弾!
今回はホロスコープの基本構造などに触れていくぞ。
ホロスコープはその人が持つ潜在的な資質や課題、人生のテーマを示す「宇宙の地図」のようなものです。個人の出生図を通して、その人が生まれ持った運命の設計図や人生の選択、自己理解の手助けを行うことができます。占星術師は、ホロスコープを基にしてその人の性格や未来を解釈するのです。
円形チャートの構造と12ハウスの説明
ホロスコープは一般的に円形のチャートとして描かれ、円の中には12のセクションに分かれた「ハウス」と呼ばれる領域が存在します。この12のハウスは、人生の異なる側面やテーマを象徴しています。各ハウスは、その人の人生の中でどの分野がどのように影響されているかを示しており、天体や星座がどのハウスに位置しているかによって、具体的な解釈がされます。
例えば、第1ハウス(アセンダントを含む)は、自己表現や外見、他者に与える印象を表します。第2ハウスはお金や物質的な価値観、所有に関するテーマを示し、第7ハウスはパートナーシップや対人関係に関連します。これらのハウスは、天体の配置によってそのテーマが強調されたり、課題が表れたりするため、非常に重要な要素となります。
- 第1ハウス
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自己と外見
- 第2ハウス
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財産と価値観
- 第3ハウス
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コミュニケーションと学び
- 第4ハウス
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家庭とルーツ
- 第5ハウス
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創造性と自己表現
- 第6ハウス
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健康と日常生活
- 第7ハウス
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パートナーシップ
- 第8ハウス
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変容と再生
- 第9ハウス
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哲学と学問
- 第10ハウス
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キャリアと社会的地位
- 第11ハウス
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友情とコミュニティ
- 第12ハウス
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潜在意識と隠れた事柄
ハウスの配置によって、その人の人生でどの分野が強調されているかを読み解くことができるわ!
そして、特定の天体や星座がその分野にどのように影響するかを見極めるのだ。
天体(惑星)、星座、ハウスの関係
ホロスコープは、天体(惑星)、星座、そしてハウスという3つの要素から成り立っています。これらは、互いに密接に関係しており、それぞれが特定の象徴や意味を持っています。
天体(惑星)
惑星は個人の性格や行動の傾向を表します。例えば、太陽はその人の自己意識や人生の目標を示し、月は感情や内面的な反応を表します。水星はコミュニケーションや知性、金星は愛や美、火星はエネルギーや行動力を示します。それぞれの惑星がどの星座にあり、どのハウスに配置されているかによって、その人の特性や人生のテーマが変わってきます。
星座
星座は、惑星がどのようにその影響を発揮するかを示します。12星座は、各々が特定の性質やエネルギーを持っており、例えば、牡羊座は積極性やリーダーシップ、牡牛座は安定性や快楽を象徴します。惑星が特定の星座に位置することで、その星座の性質を通じて惑星のエネルギーが発揮されるのです。
ハウス
ハウスは、人生のどの領域で天体のエネルギーが働くかを示します。天体がどのハウスに配置されているかによって、その人の人生でどの分野が特に強調されるのかが明確になります。例えば、金星が第7ハウスにある場合、その人はパートナーシップや人間関係において特に愛や調和を追求する傾向が強いでしょう
このように、天体(惑星)が星座を通じてハウスにエネルギーを与えるという構造がホロスコープの基本的な読み解き方です。各要素が互いに作用しあい、その人の個性や運命を形作ります。
各星座の特徴とその意味
西洋占星術における12星座は、それぞれ異なる性質やエネルギーを持ち、個人の性格や運命に深い影響を与えます。各星座は火、地、風、水という4つのエレメントに分類され、それぞれのエレメントが異なる性質を表しています。また、星座には活動宮、不動宮、柔軟宮という3つの質(モダリティ)があり、これがその星座の行動パターンや反応の仕方を決定します。
火の星座(牡羊座、獅子座、射手座)
エネルギッシュで情熱的。積極的で自信に満ち、行動力がある一方時に衝動的になることも。
地の星座(牡牛座、乙女座、山羊座)
現実的で安定志向。物質的な価値や実利を重視し、忍耐強く、安定した生活を好む傾向がある。
風の星座(双子座、天秤座、水瓶座)
知的でコミュニケーション能力が高い。社交的で、新しいアイデアや自由を追求するが、感情面ではやや距離を置くことも。
水の星座(蟹座、蠍座、うお座)
感情的で、直観的。人との深い絆を大切にし、感受性が強く、豊かな内面世界を持つが、感情に左右されやすい面も。
エレメントは古代ギリシャなどで支持された四元素の概念よ
世界の物質は火・風・水・土4つの元素から構成されるというものだな。
それぞれの星座は、出生図において惑星が位置する場所やハウスの影響を通じて、その人の性格や人生の課題に色濃く影響を与えます。
太陽星座、月星座、アセンダント(上昇星座)の違い
出生図では、特に3つの星座が個人にとって重要な役割を果たします。太陽星座、月星座、そしてアセンダント(上昇星座)です。それぞれが異なる側面を表しており、個人の成果悪や人生の方向性を包括的に理解するために必要な要素です。
太陽星座
太陽星座は、その人の基本的な性格や自己表現の仕方、人生の目標を示します。太陽は「自己の中心」を象徴しており、個人が外界に対してどのように自分を表現するか、人生において何を追求するのかを示す重要な要素です。一般的に人が「自分の星座」として意識するのはこの太陽星座です。
月星座
月星座は、その人の感情面や無意識の反応、内面的な欲求をあらわいます。月は感情や本能を象徴しており、家庭生活や心の安らぎを求める傾向を示します。内面的な側面や感受性、他者には見えにくい部分が反映されるため、自分自身でも気づかない心の奥深くにある感情を示すこともあります。
アセンダント(上昇星座)
アセンダントは、外見や第一印象、他者から見られる姿を現します。出生時の東の地平線に昇っていた星座で、他者との出会い方やコミュニケーションスタイル、外的な自己表現の仕方を決定します。アセンダントは、個人の生き方や行動パターンを大きく左右し、特に外部世界との接触や人生のスタート地点を象徴します。
これら3つの星座が組み合わさることで、その人の内面と外面、自己意識と他者との関わり方が総合的に理解されます。
星座が個人に与える影響
星座は出生図において惑星やハウスと結びつくことで、個人に独自の影響を与えます。例えば、太陽が獅子座にある人は、自信に満ちた自己表現を行い、リーダーシップを発揮する傾向がありますが、月が蟹座にある場合、内面的には感受性が強く、家庭や親しい人々との繋がりに安らぎを求める側面が強いかもしれません。
また、アセンダントが天秤座であれば、他者とのバランスを大切にし、社交的で魅力的な第一印象を与える一方で、火星が牡羊座にある場合、内側では非常に競争心が強く、時に対立を厭わない行動力を持つこともあります。
このように、各星座のエネルギーが惑星やハウスとどのように組み合わさっているかによって、個人の性格や人生のテーマが具体的に形作られるのです。出生図の読み解きでは、これらの複雑な相互作用を探求しながら、その人の人生における潜在的な傾向や課題を見つけ出すことが求められます。
やはり、かなり複雑な構造で成り立っているのね
だからこそ、様々なことが読み解けるのだな。
それでは!
今回はここまでである!!